訪日外国人に人気な日本食、ラーメン?!


観光庁の訪日外国人消費動向調査(平成27年1-3月期)では、訪日外国人全体の旅行消費額が7,066億円で、前年同期(4,298億円)に比べ64.4%増加。訪日外客数は413万人であり、前年同期(287万人)に比べ43.7%増加。一人当たり旅行支出額は171,028円となっています。そこで、「今回したこと」で日本食を食べることが(96.1%)で最も多くなっています。このことから観光やビジネスで日本を訪問した外国人の方が日本食に興味を持ち、実際にお店を訪れているかがわかります。


さて、外国人が一番満足した日本料理は何でしょうか?個人的には美味しくて日本しかないお魚料理、刺身ではないかと思っていましたが、観光庁の訪日外国人消費動向調査では総合的にラーメン(19.3%)がトップ1位でした。続いて、第2位「肉料理」(16.9)と第3位「寿司」(16.5)で、第4位「魚料理」でした。日本のラーメンが美味しいということもありますが、人気な背景にはCOOL JAPANの宣伝もあり、ラーメン店やFCが積極的に海外に進出し、世界的なブームによる影響もあるかと思われます。

さらに満足した理由について、8割の外国人客は「日本食が美味しい」と評価しています。品質の高さも日本食の満足度に寄与しています。

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け年間2,000万人の訪問が予測されています。東京人口で考えると、当時、3人に2人が外国人となります。折角のこのチャンスを逃さないためにも外国人観光客の消費動向を把握し、積極的に受け入れていく準備が必要です。

上記のとおり、外国人は日本食の美味しさを高く評価している状況では、国内の飲食店として差別化が難しい。そこで、団体客にとって、外国人が好むメニューを全て揃えているお店が好まれるでしょう。さらに多様化を意識し、ベジタリアンや宗教対応の料理を揃えたら、特にPRすべきです。外国語表示写真付き、分かりやすいメニューブック作りも必要です。心が通じる接客で外国人に好印象を与え、Tripadvisor、Weiboなど旅行口コミサイトによる拡大効果が期待できそうです。

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